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気になる症状：呼吸器・・・苦しそうな呼吸をする

●ゼーゼーという音が聞こえますか？
●太っていませんか？
●若いときからよくほえましたか？
●舌の色が変わっていませんか？
●よくせきをしませんか？

呼吸をするときにゼーゼーという

運動したときや興奮したときに、犬がゼーゼーという呼吸をするようだと、気管虚脱の疑いがあります。気管がつぶれているために、とくに運動時に呼吸困難を生じるのです。病院で、そのような苦しい症状を抑える処置がとれますので、呼吸困難になったら、すみやかに獣医さんにつれていきましょう。気管虚脱は先天性のものが多く、小型犬や鼻のつぶれた犬種（短鼻種）、肥満の犬、若いときからよくほえていた犬などに多くみられます。この病気は、予防、つまり発作を起こさないように生活するということが大切です。まず、犬を肥満させないように、健康管理を徹底します。そして、夏の暑い日などは無理に運動させず、適当なところで切り上げるようにしましょう。症状が重い場合は、つぶれた気管を丸く縫い縮める手術をすることもあります。

口を開けて苦しそうな呼吸をする

舌の色が蒼白または紫色になり、前足を広げ、口を開けてハアハアと苦しそうな呼吸をする場合は、肺水腫の疑いがあります。前述のようなせきの症状とともに、呼吸困難の症状がある場合は、その疑いはさらに濃厚になります。この病気の治療には、心臓の冠動脈拡張剤、肺水腫を抑える強力な利尿剤の投与と、酸素吸入が急がれます。

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